2020年4月23日木曜日

かたあしだちょうのエルフ

文・絵:小野木 学
出版:ポプラ社

今回は絵本としてはずいぶん迫力のある表紙からの紹介です。

アフリカに住む子供が大好きで元気な青年のだちょうエルフはみんなの人気者でしたが、ある日ライオンから子どもたちを守るために戦い、片足を失ってしまいます。
厳しいアフリカでの生活で片足を失ったエルフは食べ物も取れなくなり、段々とやせ衰えていきますが、そこにまた子どもたちを狙う黒ひょうが現れて。。。

全編が木版画で描かれている「かたあしだちょうのエルフ」は1970年に出版され、教科書にも載っていた話です。
絵が怖い~。と言われることもありますが、読み聞かせで話をするとみんな静かに聞き入ってくれます。
エルフの最後の姿にかわいそうと言ったり、疑問を持ったり、読後に子どもたちがさまざまな思いを持ってくれる話だと思います。

読み終わってから、お子さんと「どうしてかな?」「どう思った?」と話してみるのもいいかもしれません。
ちなみに私は幼稚園の先生に読んでもらい、号泣した記憶があります。

0 件のコメント:

コメントを投稿