2020年4月13日月曜日

しごとをとりかえただんなさん


作:ノルウェーの昔話
絵:ウィリアム・ウィースナー
訳:あきの しょういちろう
出版社:童話館


今回はノルウェーの昔話の紹介です。

昔、農家のだんなさんがいつも家にいるおかみさんを見て「お前はいいな~。一日家にいて楽で」と言います。そこでおかみさんは「じゃあ明日から仕事をとりかえよう」と言い、二人は仕事を取り替えます。
旦那さんは、家の仕事など簡単簡単と始めますが。。。

この本の秀逸なところは、家の中で悪戦苦闘ている旦那さんの絵と、その横に描かれている外で黙々と仕事を進めているおかみさんの絵の対比です。
そしてこの話が1972年に書かれたという事も驚きです。(日本語訳されたのは2007年ですが)


最後がどうなるかは読んでのお楽しみですが、おかみさんはとても心が広く、旦那さんもとてもやさしい心の持ち主です。
子どもへの読み聞かせはもちろん、できれば世の中のパパさんたちにぜひとも読んでもらいたい一冊です。

2 件のコメント:

  1. 夫婦でこういう内容、共感できますよね。
    最後は、きっと思いやる事が大事なんでしょうけど。

    夫婦が果たして、どのような結末になるのか
    とても気になります。読んでみます。

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  2. この本は子供ではなくて旦那に読み聞かせたい本ですね〜

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