2020年5月21日木曜日

おしいれのぼうけん


作:ふるたたるひ/たばたせいいち
出版社:童心社

今回紹介する絵本は1974年刊行以来、今でも新学期や夏休み前になると本屋さんに並ぶロングセラーです。

保育園に通うさとしとあきらは、お昼寝の前にミニカーの取りっこをし、先生に叱られて押し入れに入れられてしまいます。
すぐにごめんなさいと言えば押し入れから出してもらえるのですが、二人とも謝らず、なかなか出してもらえません。
そうしているうちに二人はねずみばあさんのいる恐ろしい世界に迷い込んでしまいます。

今の時代では叱られて押し入れに入れられることなどないでしょうけれど、70年代の先生はこんな感じだったのかもしれません。
二人を押し入れに入れた若いみずの先生はなかなか出してあげられずに困ってしまいます。それをベテランのきむら先生がニコニコと見守っています。大人になって読んでみるとそんなシーンも微笑ましく感じたりしました。

さぁ、ねずみばあさんに追いかけられる二人は逃げ切ることができるでしょうか? 77ページの大作ですが、ドキドキの大冒険に子どもたちは夢中になって聞いてくれる絵本です。
女の子ももちろんですが、男の子にはぜひとも読んでもらいたい一冊です。
(ちなみに私は女の子でしたが、楽しく読んだ記憶があります)


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